これは試乗というか実際に所有して乗っていた車です。ちなみに僕が乗っていたいたのは16年式の986最終型でした。ホントはフルモデルチェンジした987が良かったんですけどね。987になった途端に値段が100万以上変わるんで予算の都合上やむなく986にしました。
PORSHE BOXSTER(ボクスター) 986
ポルシェボクスターは、1993年のデトロイトオートショーで発表されて以来、根強い人気を誇って来ました。ポルシェ968の後継機であり、直列4気筒エンジンのFR方式を止めて、新規開発された6気筒水平対向エンジンをミッドシップに搭載しています。このミッドシップ車というスタイルがボクスターのバランスの取れた走行性能を実現しています。
スペック
スペックに関しては過去にも書きましたが、再度掲載したいと思います。
形式 | GH-98624 |
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ミッション ( AT / MT / CVT ) | フロア6MT |
駆動方式 | MR |
新車時価格 | 7,020,000 円 |
ボディタイプ | オープン |
ナンバーサイズ | 3 |
ドア数 | 2 |
乗車定員 | 2 |
全長 x 全幅 x 全高 | 4,320 x 1,780 x 1,290 (mm) |
車両重量 | 1,370(kg) |
ホイールベース | 2,415(mm) |
最低地上高 | 130(mm) |
最小回転半径 | 5.40(m) |
サイズ感
ボクスターの良い所はそのサイズ感にあります。2シーターという事もありますが、非常にコンパクトに設計されています。ポルシェはカレラ、ケイマン、ボクスターなど人気車種の大半は高級外車にしてはコンパクトに設計されています。それ故に日本のような狭い場所でも問題なく走る事が出来ます。街乗り、遠出どっちにもエンターテイメント性を持った良い走りをする事が出来ます。ポルシェのサイズは国産中型よりも小さいです。背がだいぶ低いというのもありますが、SAなどに止めると小さ過ぎて近づくまで他の車の影に隠れて見えません。しかしだからこそ自分の一体になった様なダイナミックな走りをする事が可能になります。
走行性能
僕が乗っていたボクスターは2.7L、最大トルク26.5kg・m(260N・m)/4700rpmでした。ボディが軽いという利点もあり、加速はかなり良かったです。ボクスターで慣れてしまってからレヴォーグに乗り換えた時は正直物足りなさを感じてしまいます。いくらターボとはいえ、1.6Lですから仕方ありませんけど。
高速走行では、その安定性がいかに優れているかを体感する事が出来ます。ブレも少なく地面に吸い付く様な安定した走りをします。コーナーなど低重心なので外に振られる事もありません。非常にバランスの取れた車と言えます。
名前の由来
名前の由来は水平対向エンジンを表す「ボクサー」(Boxer )と、ポルシェのオープンモデルの呼び名である「スピードスター」(Speedster )を掛け合わせた造語と言われています。ボクサーと言えば、もう一社の水平対向エンジンサプライメーカーSUBARUが思い浮かびますね。新開発のダウンサイジングターボを実現したレヴォーグに搭載されているエンジンは1.6ℓ DOHC 16バルブ デュアルAVCS直噴ターボ"DIT"で、正にボクサーです。話を戻しますが、ボクスターは2人乗り、ミッドシップ、オープンということを考えると911よりもスポーツカーとしてより洗練されている存在だとも言うことができますね。
総評
ほんと良い車!出来ることなら所有し続けたかったです。しかし、結婚して子供が出来るとこんなに使えない車はありません。ミッドシップ車なので、荷物はフロントとリア詰めますけど、ベビーカーはかなりキツいです。たぶん入りません。ママが妊娠中はボクスター乗ってましたけど、生まれた瞬間から3人乗れなくなりますからね。生まれる前にレヴォーグに乗り換えました。
でも、将来はもう一度欲しいと思える車です。たぶん、次乗るとしたらケイマンにしますけど笑