赤ちゃんが生まれて来て毎日、幸せな日々が続いております。しかし、ふと思いました。何気なくこの子を育ててしまって良いんだろうか。この子の為に自分が出来る最大限の事は何だろうか?と。生まれたばかりのこの命を光り輝かせてあげたい。
子供は親のペットではありません。親の遺伝子を引き継ぎ、子供自らの人生を歩んで行きます。それをフォローするおのが親の役目です。子供の進みたい道を全力で支えてあげる事も大切ですし、時には道を正してあげる事も必要です。親は良い意味でも悪い意味でも子供の模範となります。
しかし、親は急に親になります。子供が生まれたその瞬間に完璧な親になれる人など存在しません。親も親としてどのような存在になるべきか、どのような対応をすべきか日々学んで行く必要があります。情報で溢れる現代において子育てをする上で知っておくべき事をまとめたいと思います。
目次
知っておくべき事実
人は生まれてから最初の3年が人生で最も成長する
目も見えず、歩けず、話す事の出来ない赤ちゃんが3歳までに全て出来る様になります。ここまで日々成長し、多くの事柄を学び吸収する期間はありません。
脳の発達に関係するニューロンの数が1歳でピークを迎える
脳を発達させるネットワークの構築は1歳頃が最も盛んであり、これを境に段々とニューロンの数は現象して行きます。
1歳まで母親から愛情を注がれて育てられた子供よりも、愛情を得られなかった子供は大脳新皮質の厚さが薄く、コミュニケーション能力が低い
これは紛れもない事実です。1歳まで大きな愛で子供を育てましょう。愛しても困る事はありません。
人格形成・言語能力の基礎は生後3年間でほぼ形成される。
3歳頃の人格は性格、趣味嗜好などはある程度この時期に形成されます。この時期を過ぎて得たものは「本性」ではない、と言えます。
知っておきたい子育てのコツ
子供の興味のある事をフォローして好奇心を伸ばす。
最初は親も子供が何に興味があるのか分かりません。子供が興味を示したものなどは積極的に取り入れてあげると良いと言われています。逆に親が一方的に与え続けると子供の自主性が損なわれ、引っ込み思案な性格になると言われています。
一緒に色々な体験をして感動を共有する。
小さい子は世界の全てに「初めて」があります。どれもこれも新鮮で刺激的です。親はこれをしっかりと理解してあげましょう。親が「当たり前の事」と無感動・無関心でいると子供も興味を抱けずに無関心になってしまう傾向にあります。
生きる上での生理的な欲求を満たしてあげる。
お腹が空いた、眠い、暑い、寒い、おむつが気持ち悪いなど生きている事で感じる生理的な欲求はなるべく早く解決してあげましょう。思考が更に高尚なものへとステップアップするにはこれが満たされていないと出来るものも出来ません。
五感を使った遊び
視る、聴く、触る、舐める、嗅ぐ。赤ちゃんにとってはどれも大事な感覚です。TVにお守りをさせているのではなく、時間が許す限り赤ちゃんと接して、目を見て話して、ふれあいを持つ事が大切です。こうする事で他人の事を深く考える事が出来る様になると言われています。
すぐに助けない
親は子供を助けるべき存在であり、子供はその庇護を受けて育ちます。しかし、全てを親がやってしまうのは結果的に子供の為にはなりません。子供に「なんで?どうして?」と聞かれる事も多いかと思いますが、内容に応じてその答えを子供に考えさせる事が必要です。正解まで誘導してあげて、子供に達成感を味あわせる事が必要です。
すぐに経ってしまう3年間
赤ちゃんが生まれて3年間が非常に重要である事は分かって頂けたかと思います。親にとっては初めての事ばかりで大変な時期でもあります。本当にあっという間に過ぎてしまいます。無理する必要はありませんが、たくさんの愛情を持って子供と接していく事が大切だと思います。