知っていると知らないでは大違い。それが肘内障。
皆さんこんにちは。TIMOです。
いつもこのブログを読んで頂きありがとうございます。
皆さんは小児肘内障って聞いたことありますか?恥ずかしながら、僕は全くありませんでした。そんな折りに、娘が小児肘内障となり、肝を冷やしました。その時の教訓と共にここに記したいと思います。
小児肘内障(しょううにちゅうないしょう)って?
このあまり見慣れない肘内障という文字ですが、「ちゅうないしょう」と読みます。字から分かりますが、肘(ひじ)に関係しており、簡単に言うと肘の脱臼みたいなもんです。橈骨頭亜脱臼(とうこつとうあだっきゅう)とも言われます。大人はこれにならないのですが、子供は成長途中なので7歳ぐらいまで、橈骨が橈骨を支えている橈骨輪状靱帯 (とうこつりんじょうじんたい)から逸脱しやすくなっています。
親が急いでいる時に子供の手を強く引っ張ったり、急にぐいっと引っ張られた時などに橈骨が外れ、脱臼状態となります。脱臼状態となると子供も手はぶらーんとなり、腕全体が痛いと訴えます。
今回の経緯
今回、娘が肘内障になったわけですが、それは保育園でお散歩に行っている時の事でした。保育園では安全上の観点からお散歩に行く際は園児2人1組となり、手を繋いで出掛けます。この日たまたまペアになったのが少し元気な男の子で、なんらかの拍子に腕をぐいっと引っ張られてしまった様です。
保育園の先生達も見ていない間の出来事だったようで、お散歩から帰って来た際に娘はずっと泣いていたそうです。
始めは先生達も原因が分からず、ただ泣く娘をよく観察していたところ左手を動かさずにだらんとさせていたところから肘内障だろうという判断により、病院に連れて行くということとなりました。
これを奥さんから(保育園の連絡はママにいきます)ただ断片的な情報のみ伝えられた、僕は日中、気が気じゃなかったです。「腕が動かない」や「病院に行く」などの不安ワードばかりが送られて来ましたね。
肘内障が治った後は
今回の肘内障ですが、脱臼の一種という事で少し大袈裟な感じがしますが、小さい子供にはよくある事なんだそうです。あまりオススメではない気がするのですが、親でも治す施術は出来る様です。治った後はリハビリしたり、腕を固定したりという事も何も要りません。
しかし、今回の件で娘がそうだったのですが、靭帯が外れた事により「腕を動かすと痛い」という記憶が刷り込まれ、回復した後も腕はしばらく動かしませんでした。遊ぶときもご飯食べるときも腕を庇う様にしていました。特に2歳にもならない子供の場合はそんな姿を見ているといたたまれなくなりますね。
まとめ
今回は色々と肝を冷やす思いをさせられたわけですが、肘内障について少しでも知っていればそんな事はなかったかと思います。結果から見れば保育園での先生方の対応も適切ですし、さほど心配は無かったかと思います。
しかし、もしこれが何も知らない親だけの時に起こっていたら、かなり焦るでしょう。
また、慌てる親を見て子供も不安になることでしょう。
今回は知っていると知らないでは全然違うな、と実感しましたね。