ザ・ペン/万年筆とボールペンのススメ

ザ・ペン 失敗しない為の万年筆選び。世界にはこんなにも素晴らしい万年筆とボールペンで溢れています。興味は有るけど飛び込めない貴方。初めての万年筆選びを丁寧にサポートします。普段使い用のカジュアルなものからいつかは持ちたい宝飾品の様なハイブランドまで。出来る大人のさりげないオシャレです。

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【万年筆の選び方①】自分に合った1本をどうやって見つけるか。

      2015/08/20

【万年筆の選び方】自分に合った1本をどうやって見つけるか。万年筆とボールペン。どちらも数多くの有名メーカーがあり、その多くのメーカーから多くの名作が販売されている。その中から自分に合った1本を見つけるのは至難の業だ。では一体どうやって自分の1本を見つけ出せば良いのか。その参考にして頂きたい。

最も大事なのは「用途」

万年筆やボールペンを選ぶ上で最も大事なのは「用途」だ。一体どんなシーンで、使いたいのか。

手帳に使う場合

手帳に使う場合は、基本は持ち歩く、書くスペースは狭いという事がポイントとなる。持ち歩くということを考えるとあまり大きいものは向かない。小さめの万年筆で書きやすいという事がポイントになる。また、書くスペースが狭い事を考えるとペン先はあまり太く無い方がいい。細字でインク出は少な目なものが良いだろう。

仕事で使う場合

仕事で使場合というのは手帳で使う場合と大差はないが、携行しないとした場合は主に使う用紙が細罫か太罫かにより、ペン先の太さは変わるが、日本の文字は画数が多いのでF位までが無難かも知れない。あまり太いペン先を選ぶと書きにくいのは事実だ。

プライベートで使う場合

好みにもよるが、太い方がなめらかに書けるので、私は是非極太を使って欲しい。極太である場合は書いた時に文字に味が出るので非常に良いペンを使っているという実感がある。細字よりもペンそのものの質を味わう事が出来る。

 

どんな時に使うのか。専用というわけにはいかないだろうが、どんな場面で多く使うかを考えて購入すると良いかも知れない。

バランスを考える

バランスとは太さ・長さ・重さ・重心の位置の4つの事を言う。この4つでペンを握った時、書いた時の感覚が変わって来る。

一般的に、ペンの先端よりをを持つ人は、筆圧が強めで細字が好きな人が多いと言われている。軸が細めで長さも短めで、ペン先の腰が硬めの万年筆が合う人が多い。逆にペンの先端から遠い方を持つ人は、筆圧が弱く、太字が好きな人が多い。また筆圧が弱いのでインクの出方は多い方が良く、ペン先の腰も軟らかめで、軸は太く重い方が合う人が多い。これを参考にご自分のタイプを見極めて判断して頂けると良い。

実際に書き味を試してみる

 

上記2点を踏まえると大体どんな者が買いたいか自分の中で候補が出て来るはずだ。後は実際にお店へ言って試し書きさせてもらおう。いくらデザインや装飾が好きでも、使ってみて合わないものは多い。実際に使ってみて「これがいい」と思えるものが一番なのは間違いない。
ペン先が太くなればなるほど、ニブポイントの紙に当たる面積が広がるので書き味はなめらかになる。ただし、ポイントの形状が書く時に角度に合っていなければ、太くても書きにくくなる。 また、少しひっかかりがある方が書いた実感がわき、またトメがはっきりと実感できるので少々ひっかかりのある方がいいという方が居られるが、この方々は細字を選ばれるべきであろう。

好みのメーカーで選ぶ

そうはいってもメーカーで好き嫌いが分かれるのは事実だ。ひいきにしているブランド。インスピレーションで気に入ったブランドから優先的に選ぶのも良いかもしれない。直感的に自分の好みのものを選んでいる可能性が高い。その他、アフターサービスがしっかりしているメーカーなどを選んでも良い。堅実な方に。

 

以上の事を踏まえて自分にぴったり合った1本を見つけて頂きたい。私としては、「是非見た目だけ」、「デザイン重視」などで選んで頂きたい。書き心地などはそうは言ってもどれも高級ブランドメーカーが出しているので酷いものは少ない。デザインが最高に気に入っているものは書き心地も良く感じるものだ。

 

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