首がすわってきて、寝返りをするようになったら次はずりずりとハイハイをする様になり、その後いわゆる「ハイハイ」をする様になります。はいはいをする様になるとはいはいでどこまでも移動する様になり親は完全に手をやきますが、とても可愛い時期でもあります。
その「はいはい」にまつわる大事な情報をキャッチしましたので、ここに記します。
目次
ハイハイはいつから?
基本的には生後9ヶ月が目安になります。
多くの赤ちゃんがハイハイで移動するようになります。さっきも書きましたが、首がすわりうつ伏せの状態から手足のみでずりずりとハイハイする様になれば、あっという間にハイハイをする様になります。ハイハイをする様になると、部屋の周囲にある掴まりやすそうな部分を利用してすぐに「つかまり立ち」をする様になる子もいます。
ハイハイがもたらす効果
大人の体で想像して頂ければ分かりやすいと思いますが、ハイハイとはいわば匍匐前進(ほふくぜんしん)からの膝建ち歩きです。全身をまんべんなく使い、二足歩行するよりもよっぽど大人は疲れます。たぶん膝が壊れます。そんなハンパじゃない動きを赤ちゃんは楽しそうにいつまでも行なうのがこの時期です。そしてハイハイには実は非常に重要な効果があったのです!
腕の力や反射神経が鍛えられる。
ハイハイは特に腕の力をよく使います。腕で体重を支えていますからね。また、バランス感覚や反射神経も鍛えることができるようです。大人がやっても腕周りはけっこう鍛えられるでしょうね。
腰を鍛えられる。
ハイハイをする事によって、その姿勢から常に負荷がかかっているのが「腰」です。ハイハイを継続して行なう事によって、しっかりと腰が鍛えられます。むしろやらないと、腰の機能が弱くなり将来腰痛になる可能性が上がるとも言われています。大人が今更やるときっと腰が壊れます。
O脚防止になる。
女の子などは特に注意したいところです。早く立つ様になった子ほど、将来O脚になっている確立が高いという研究データもあります。体がしっかりと出来上がってないうちから無理に両足で体を支える様になってしまうと、足の骨が曲がってしまいO脚になりやすくなってしまうようです。これは要注意です。O脚には様々な弊害があるので、子供にそんな思いをさせない様にしたいものです。
ハイハイ期が短い事によってもたらされる弊害
ハイハイが体の成長に良いという事はよく分かりましたね。では、ハイハイ期が短い事によってもたらされる弊害とはどんなものがあるのでしょうか?
腰痛になりやすくなる。
先程の、腰痛になりにくいの逆です。体の発達が不十分になってしまうケースがあります。ハイハイでしっかりと体を鍛えましょう。
危険回避能力の低下
要は体が未発達という事です。近年では、転んだ際に反射的に顔をガード出来ない子が増えて来ているそうです。これはハイハイ期にハイハイをしっかりとせずにすぐに立ち上がってしまった事が原因だと言われています。確かに周りの大人からすると、可愛い我が子がハイハイからすぐにつかまり立ち、立っちとステップアップしていけば嬉しくなってついつい立っちを誘う様になってしまいます。しかし、それが子供の成長具合に大きく作用しますので、ここはグッと我慢です。
東京都が30年前から続けている5歳児の運動能力調査では、両腕で体を支えて、何秒間足を浮かせていられるかを測っています。これによると、昭和55年度には平均で80秒間体を支えることができたそうです。しかし、近年の2010年に実施された調査によると、男女とも48秒しか体を支える事が出来なかったそうです。何たる、ていたらく!
我慢&ハイハイを誘う
これでハイハイがいかに大切かお分かり頂けたでしょうか?これは、現段階では確実な情報とは言えないと思います。実際、これが定説になればクリニックなどでも案内されるはずですけど、k現状そういう事はありません。
しかし、信憑性は高いと思われます。
皆さんも、子供の事を思うのであれば、可愛い我が子が立っちした際は嬉しくて仕方ないとは思いますが、なるべくハイハイ期を長めに。長めとは言わずとも早くハイハイ期を卒業してしうまう事の無い様に心掛けると良いと思います。