このところ急激に都心で増えてきましたのがこちら「TESLA MODEL S」！MODEL Xもありますが、こっちはほとんどみかけませんね。走っているのは大抵MODEL Sの方です。アメリカが生んだスーパー電気自動車です！
TESLA MODEL S
テスラモーターズはアメリカのシリコンバレーに拠点を置く、自動車メーカーとは思えない程にハイテク化された電気自動車メーカーです。設立は驚きの2003年です。自動車メーカーとは思えない程に歴史が浅いです。しかし、侮るなかれなんと共同開発に世界の巨人TOYOTAが入っています。また、世界のITCを牽引するGoogleが入ってる影響もあり、車内コンソール周りなどは驚愕のデザインになっています。正に電気自動車のトップオブトップ。
たまたまというか、運良く日本の正規ディーラーが南青山にあったので前を通りかかった際にちょっと試乗させてもらいました。こんな若造にも笑顔で乗せてくださり感謝です。
スペック
完全な電気自動車になりますので、当然ですがエンジンでは無くバッテリーを積んでおりモーターで動きます。
今回は売れ銭の85Dです
・85 kWhバッテリー搭載AWD
・90 kWhバッテリーへのアップグレードにより航続距離約6%増
・528 kmの航続距離（NEDC）
・4.4 秒で時速100 kmまで加速
・12.5 秒で0-400 mを走行
・311 kW
・193 kW フロントとリアのモーター出力
・660 Nm のモータートルク
・250 kmの最高時速
なんと、四駆なんですね。初めて知りました。4.4秒で100kmまで加速って恐ろしく加速良いですね。
モーターとエンジン
世の中エンジンで動く車がほとんどですが、最近はプリウスを始め動き出しにモーターの力を使う車が増えてきました。いわゆるハイブリッドカーですね。そんな中、ハイブリッドではなく完全な電気自動車という事では日産リーフも思い浮かびますが、なんかもう見た目とか全然違うんでテスラには負けてる感じがしますよね。
車を動かす心臓とも言えるエンジンですが、テスラの場合はエンジンではなくモーターです。要はガソリンじゃなくて電気で動くぜ！って事です。モーターと言われて思い出すのはやっぱりミニ四駆ですね（えっ？世代？）ミニ四駆は全てモーターでしたね。電池で動くのでミニ四駆はレッキとした電気自動車です。リーフやテスラなんかは超豪華なミニ四駆と同じです。ここで思い出して欲しいのはミニ四駆の動きです。スイッチ入れた瞬間にMAXギアですよね？通電した瞬間にトップギアです。この事から分かる様にモーターってトルクがハンパじゃないんです。実はエンジン車よりも加速で優れているというのはなかなか悲しい感じもしますが、今後ハイブリッドカーから電気自動車への車が変化していく世の中で車好きな人には良い事かもしれません。今まで変わらぬ、むしろ更に強化されたGを感じる事が出来るでしょう笑
コックピット
これを語らずにはこの車の事は理解出来ません。
まず、一番に目が行くのが、通常の車であればナビ画面や空調ボタン類などがあるはずの位置になんもない！というかでかい画面が一個ある！というところです。そして、運転席と助手席の間には何もありません。サイドをグッと引く車は最近減りましたね。アストンマーチンもつい最近までサイドを引くタイプでしたが、ついにボタンに変わりました。話を戻しますが、この真ん中にあるでかいスクリーンですが、このスクリーンでこの車の全ての事が設定出来ます。ナビにもなりますし、空調の設定も出来ますし、なんと車高調も出来ます。ルーフもここで開閉出来ます。しかも完璧なタッチパネルです。正にこの車専用のタブレットがまんまここに設置されてるって感じです。
衝撃だったのは、ナビ画面がなんか見た事あるなって思ったらGoogleマップでした笑
さすが、Googleが協力しているだけの事はある！Googleマップを使用しているという事は？そうなんです、この車は基本24時間オンライン状態です。オンラインなので、このスクリーン上で何でも出来ます。iPad普段みなさんがやる様な事大体出来ます。タブレットじゃん笑
今後の車はこうなっていくのでしょうか？
オンラインだからこそ
オンラインの車なんて未だかつて見た事有りません。車に初めて電話が設置された依頼の衝撃なんでしょうか？とくかく僕はびっくりしました。この車、オンラインだからこそ出来る利点があります。先日、SUBARUのいくつかの車種で発生しましたアイサイトの不具合についてですが、対応はディーラーでのプログラムの書き換えでした。察しの良い方はお気付きかもしれませんが、仮に同じ様な不具合がテスラで起きた場合なんとオンラインでアップデート出来てしまうんですねー。すげー。
正にPCやスマホの御術がふんだんに取り入れられた車なんですね。素晴らしい。
燃費（航続可能距離）
もう一つ、完全な電気自動車という事で気になるのはその航続可能距離です。カタログ値で１回の充電で走れる距離は528 kmとなっております。仮に70％のパフォーマンスだとして350km以上は走れる事は間違い無いでしょう。少し心許ないですがまずまずです。また、１回の充電にかかる電気代ですが、なんと驚きの約700円・・・！なんてこった！ガソリン車の６分の１から１０分の１くらいです！これはかなり魅力的ですね。維持費が大幅に下がります。ガソリン車じゃないので排気がなく、水が少し出るだけなので自動車税の扱いは1リッター以下の年間29500円です。やっすー！これは維持が楽かもしれません。壊れなければ笑
総評
気になる、価格ですが売れ銭の85Dで約860万です。思ったよりは高くないのかも。一般的な高級外車は余裕で1,000万を超えてくるので、比較的低めの設定ではあります。個人的にはかなり興味あります！まだ歴史が浅いので信頼性に難ありですので、もう少し年数が経って企業成熟度が増し、機体の信頼性が出て来たらけっこう本気で欲しい車ですね！
