皆さんはもうお手元に届きましたのでしょうか？「東京防災ブック」。東日本大震災から4年、30年以内に70％の確立で発生すると言われている首都直下大地震に備えて、現東京都知事の舛添さんが、都民に向けて作成した防災の為の虎の巻です。
以下、東京都の防災ホームページより
「都は、各家庭において、首都直下地震等の様々な災害に対する備えが万全となるよう、一家に一冊常備され、日常的に活用できる防災ブック「東京防災」を作成し、都内の各家庭宛てに、9月1日より順次配布を開始します。
今後、配布に向けて、マスコットキャラクターの「防サイくん」などを活用し、車内ディスプレイやデジタルサイネージなど様々な広報手段を用いて事前広報を展開していきます。
この東京仕様の防災ブックである「東京防災」の活用により、世界一安全・安心な都市“東京”の実現に向け、都民の「自助・共助」の力をさらに向上させていきます。」
というわけで2015年の9月1日から都内に住民票のある世帯に1冊ずつ無料配布されていたわけです。「9月１日配布スタート！」みたいなポスターを日々見ていたので、いつ来るかなぁって待っていたわけですが、10月の頭に来ました。けっこう待ちましたね。うっすら来ないかとも思いました。
届いたもの
届いた東京防災ブック
こんな感じで届きます。黄色と黒でデザインされたケースに入れられて届きます。黄色と黒は警戒色です。防災の意識を呼び起こしますね。
中身
ケースを開けるとこんな感じです。防災ブックと防災マップ、防災アクションシールと舛添さんからのお手紙が入っています。お手紙にはお問い合わせ番号も記載されています。
防災アクションシール
東京防災ブックを読んで防災意識を高めたらこのシールを家の玄関などに貼りましょうって事のようです。NHKのシールみたいですね。
リアルな災害漫画
巻末には「TOKYO X DAY」という事で、東京が被災したとした場合のシミュレーションの漫画も掲載されています。リアルです。怖いですねー・・・。防災意識を最後にグッと高めてくれます。いや、最初に読んじゃう人もいると思いますが。
東京防災ブック構成
届いた東京防災ブック
中身は基本的に大型地震に被災した場合の的確な対応、防災についての知識、防災の為の備蓄などについて詳細に書かれています。更には被災時に役に立つサバイバル知識なども掲載されています。
シミュレーション
地震に被災した場合をシミュレーションしてどの様に対応すべきを記載しています。会社で、電車で、繁華街で、家で、浴室でなど様々な場合を想定しているので、東日本大震災の時の記憶とリンクするところが多々あります。
防災アクション
防災という目的の為に出来る「事前準備」について様々記載されています。物、室内、室外、コミュニケーションという４つのカテゴリーに分類してそれぞれの「備え方」についてまとまっています。地震というカテゴリーに対しての防災とう意味では上記【シミュレーション」と「防災アクション」の２つにまとまっています。
そのほかの災害と対策
日本は自然災害大国とも言えます。大雨・暴風、集中豪雨、土砂災害、落雷、竜巻、大雪、火山噴火、テロ・武器攻撃、感染症の９つのカテゴリーに分類され、それぞれの場合の対策マニュアルがまとまっています。
もしもマニュアル
被災時に水・ガス・電気が全てストップしたという前提で3日〜1週間程度生き延びる為の知恵と工夫を解説しています。止血法や骨折・捻挫の適切な処置方法などは災害時以外にも有益な情報ですね。
防災グッズを見直そう！
ウチは実は防災意識はまぁまぁ高くて一通りの防災グッズは揃っています。簡易的なものは100均などで揃えて、食料や水、懐中電灯から簡易トイレなども用意しました。基本的には全て２つのリュックにまとめてあります。
被災時に状況によって持って行けるものとそうでないものとありますが、出来るだけ用意はしているつもりです。
しかし、気付けばもう用意をしてから２年が経過しようとしていますね。全てがちゃんと使えるか定期的にチェックする必要があります。いざという時に使えないってのはよくあるパターンです。
一家の大黒柱としていざという時に頼りになる存在でありたいものです。
